Let's Play Arcaea!

このサイトでは、リズムゲーム「Arcaea」について書いています。

「対立」について

このページでは、Arcaeaのキャラクター「対立」について書いています。

「対立」のストーリー(Main Story2-1より)

彼女は瓦礫の塔で目を覚ました。
そして、空中に浮かぶガラス片に気がついた。ガラス片は彼女を外へ、白い世界へと導いた。

白、白、増えていくガラスの破片。寄ってくるガラスに彼女は好奇心を掻き立てられ、破片を調べた。

電車の窓から見える景色のように、破片の中には一瞬だけ何か他の物を見ることができた。
ある破片には雨を、ある破片には日差しを、ある破片には死を見た。
彼女は顔をしかめ、ガラス片を引き離した。

それでもガラス片は彼女に寄ってきた。
彼女が手を伸ばしてガラス片を砕こうとすると、ガラス片は自然に離れていった。
彼女は顔をしかめそれを睨みつけると、ふと淡色の空を見上げた。
彼女は表情を失った。口を開けたまま、震えて声は出なかった。

遥か頭上で、激しく渦を巻き輝くガラス。それは嵐のようだった。
その嵐は彼女に気づいたようで、挨拶をしにこちらへと降りてくる様子だった。
彼女は空に注意を向けたことに後悔した。